この記事の結論
- データ専用SIMは通話機能がない分、同じ事業者の音声SIMより月額が安く設定されていることが多い
- SMS認証が必要なアプリを使う予定があるなら、「SMS機能付きデータSIM」を選ぶ必要がある
- モバイルルーターに挿す場合は、SIM自体の条件だけでなくルーター側の対応周波数も確認する
タブレットやモバイルルーターを新しく使い始めるとき、「電話番号は不要だから、スマホと同じ契約でいいのか」と迷う人は少なくありません。
実は多くの格安SIM事業者には、通話機能を持たない「データ専用SIM」というプランが別に用意されています。
この記事では、データ専用SIMの基本的な仕組みと、タブレット・モバイルルーターで使うときに確認しておきたいポイントを整理します。
1. データ専用SIMとは何か、音声SIMとの違い
データ専用SIMは、電話番号を持たず、インターネット通信機能だけを備えたSIMです。

主な用途は、タブレット・モバイルルーター・スマートウォッチ・見守り端末など、電話番号を必要としない機器です。
実際にどれくらい料金が変わるのか、公式サイトで確認できる範囲の実額を並べてみます。
| 事業者・プラン | データ容量 | データ専用SIM | 音声SIM(通話+データ) |
|---|---|---|---|
| mineo(マイピタ) | 3GB | 880円/月 | 1,298円/月 |
| mineo(マイピタ) | 15GB | 1,705円/月 | 1,958円/月 |
| IIJmio(ギガプラン) | 2GB | 740円/月 | 850円/月 |
同じ容量帯で比べると、データ専用SIMは音声SIMより安く設定されている事業者がほとんどです。
ただし、その差額は事業者や容量によって幅があります。
IIJmioの2GBでは物理データSIMと音声SIMの差は110円前後にとどまりますが、mineoの3GBでは400円前後の差になります。
SMS機能付きのデータSIM(タイプDの「SMS SIM」等)は、データ専用SIMより少し高く、音声SIMより安い中間の価格帯になるのが一般的です。
具体的な金額は事業者ごとに差があるため、契約前に公式サイトで確認しておくと安心です。
データ専用プランを含む料金体系をより詳しく知りたい場合は、IIJmio徹底レビューやmineo徹底レビューもあわせて参考にしてください。
2. SMS認証の落とし穴に注意する
データ専用SIMには、「SMS機能なし」と「SMS機能付き」の2種類があります。
銀行アプリやフリマアプリ、一部のSNSなど、初回登録時にSMS(ショートメッセージ)で認証コードを受け取る仕組みのアプリを使う予定がある場合、「SMS機能なし」のデータ専用SIMでは登録できません。
タブレットにこうしたアプリを入れる予定がある人は、SMS機能付きのデータ専用SIM(通常より少し月額が高い)を選ぶ必要があります。
動画視聴やブラウジング中心で、SMS認証が必要なアプリを使う予定がなければ、SMS機能なしの最安プランで十分です。
3. タブレットで使う場合に確認したいこと
セルラーモデル(SIMスロット搭載)のタブレットであれば、SIMを挿すだけでスマホと同じように単体で通信できます。

確認しておきたいのは、タブレット本体のSIMサイズ(nanoSIM/eSIM)と対応周波数バンドです。
海外モデルや型落ちモデルを購入した場合、日本の通信事業者が使う周波数帯に対応していないことがあるため、契約前に本体の仕様(対応バンド一覧)を確認しておくと安心です。
SIMロックの有無・eSIM対応・対応バンドの具体的な確認手順は端末側の注意点!SIMロック・eSIM対応・対応バンドを契約前に確認でまとめています。
この記事で紹介したセルラーモデルタブレットの例:Redmi Pad SE 8.7 4G
デュアルSIM対応、nanoSIMを挿すだけで単体通信できる8.7インチタブレット。データ専用SIMとの組み合わせにも向いています。
価格:¥25,641(税込)〜(販売元により異なる)
※価格は記事執筆時点のものです。購入前に最新価格をご確認ください。
4. モバイルルーターで使う場合に確認したいこと
モバイルルーターに挿す場合は、SIM自体の条件に加えて、ルーター本体側の性能も確認が必要です。
同時接続台数は、ノートPC・タブレット・スマホなど複数端末を同時につなぐ人には特に重要な項目です。
また、外出先で長時間使う予定があるなら、ルーターのバッテリー容量・連続使用時間も比較材料になります。

SIMフリーのモバイルルーターを別途用意する場合は、タブレットと同様に対応周波数バンドの確認も忘れずに行いましょう。
この記事で紹介したSIMフリーモバイルルーターの例:富士ソフト +F FS040W
nanoSIM対応、最大20時間の連続通信が可能なSIMフリーモバイルルーター。主要3キャリア系のSIMに幅広く対応しています。
価格:¥12,777(税込)〜(販売元により異なる)
※価格は記事執筆時点のものです。購入前に最新価格をご確認ください。
- データ専用SIMでLINEは使えますか?
-
トークやビデオ通話を含め、データ通信を使う機能は基本的に利用できます。
ただしLINEの年齢確認やID検索など、一部の機能はSMS認証や電話番号の紐付けが必要になる場合があり、その場合はSMS機能なしのデータ専用SIMでは手続きが完了しないことがあります。 - eSIMでもデータ専用プランはありますか?
-
はい、多くの事業者でデータ専用のeSIMプランが用意されています。
物理SIMの到着を待たずにその場で開通できるため、タブレットやモバイルルーターをすぐ使い始めたい場合に向いています。
対応端末かどうかは契約前に確認しておきましょう。
まとめ:用途を決めてから、必要な機能だけを選ぶ
データ専用SIMは、通話機能を削った分だけ料金が安くなる合理的な選択肢です。
「SMS認証を使うアプリがあるか」「同時に使う端末は何台か」を先に決めておくと、無駄な機能にお金を払わずに済みます。
今日のアクション
- 使う予定の端末(タブレット・モバイルルーター)のSIMサイズ・対応バンドを確認する
- SMS認証が必要なアプリを使う予定があるか洗い出す
- 同時に接続したい端末の台数から、必要なルーター性能を確認する
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